手をかけてきた転職第2新卒に逃げられた話。

12月末から引っ張っていた第2新卒のパートナーに終了を告げられてしまいました。

現場からの評価も高い要員だったため、営業にも尽力をいただき商流を変え、仕事の方法も手を入れ、業務内容の改善申し入れも行いながら引っ張っていましたが、コロナの先行き不安と、何度申し入れを行っても改善されない、IT業界にありがちな営業ありきの無茶な現場運営に見切りをつけられました。


残業や休暇のとりやすさ、人間関係、仕事のサポートについては、たとえ転職してもこれ以上の高待遇は無いと本人に言われたうえでの結果です。営業を交えた席では別の根本原因を言っていましたが、日々会話を積み重ねていた自分の意見は結局はこれに尽きます。


引っ張っている間「もうITはいいです」と何度も言われました。
最後もこの言葉でした。


IT転職組で現場数も少なく、この現場がすべてではないと言葉を尽くしましたが、これもITの現場ですよね?と言われると返す言葉もありませんでした。


仕事はたくさん生んでくれる現場ですが、IT業界の問題を数多く抱える現場です。
病む人、来なくなる人、そして見切りをつける人(いずれも複数人います)、色々います。


私はITは世界を良くする道具(ツール)と思っていますが、業界内外に「ITは万能だ」と勘違いをしている方はまだまだ多いと感じています。ITは有用ですが、これほど融通の利かない道具は無いと考えています。それを日々ユーザーに説き、理解してもらうことが最近の主な仕事です。そこさえ理解すれば、正しく発注をしてくれるので。正しい発注ができる状況になれば、ユーザーも理解出来る簡単な内容になっています。


ビジネスの根本はIT以前からと変わっていません。有用な道具が生まれ、それに合わせて変化をしただけです。
それが分からず進むエンドユーザー。止められない1次商流。最上流のユーザーまで手を伸ばし、1次商流と調整をする2次商流の自分。仕事がうまくいかなければいかないほど仕事が生まれると3月まで1次商流のPMだった方に言われていましたが、こんな形で仕事を続ければ未来はないと思っています。

という、会社の報告書に書いた散文を転記しただけのブログでした。

今日はこんな感じで。